□mixi-log#3“桃の香りの、海の向こう。2”

あたしのこころのなかに
ももいろの海がありました。

やさしく寄せ返す波音は、汐が奏でるメロディーで、波間にきらきら輝く銀の砂は、雪が遺した謳たち。

幾重にも織り重なったその愛の謳を、独り静かに聴いている桜の樹。
その満開の桜は枯れることを知らず、咲いては散り、咲いては散りを繰り返し、舞う桜は海を桃色に染めているのです。

そうしてそれは、あたしのたったひとつの電脳世界でした。

誰にも侵す事の出来ない、
あたしの電脳世界。
20041126。
愛する479へ捧げる。

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□mixi-log#2“桃の香りの、海の向こう。”

色あせた桜。
遠ざかる冬の気配。

ああ、わたしが愛した風は何処へ行ってしまったの?

その新緑の葉の
最期の一枚を手放す前に、
たった一度でいいから、

また、あの頃のように、
葉を、
枝を、
いつか咲く桃色の花びらを、
もてあそぶように、
くすぐるように、
さらさらと撫でて欲しかった。

声はもう届かない。

涙はとうに枯れてしまった。

独りはいやだ。
独りは怖い。
独りは寂しい。
独りは…。

蒼く深く沈んでゆく、
その海の色だけが、
世界に満たされていた。

桃の香りの、海の向こう。
桜が愛した風のお話。
余談。

□mixi-log#1。

あなたはそれを否定して
何になるというの?

どこからきたかも判らない感情を
コトバでねじ伏せてどうしようというの?

あたしの腕に切り刻まれたその証は
なによりあたしがそれを願い
足掻いてできたものであったのに。

理解なんか出来なくたって構わない。
曖昧なままで終わらせて置きたい事だってあるの。

全て理屈を付けなきゃ納得出来ないような人なら
一生あたしなんか理解出来ない。

思考回路ぐるぐる。
タダ浮き出たコトバの羅列。
さぁこれからどこに旅立とう?
あたしが夢観たその世界は、
「桃の香りの、海の向こう。」